「追跡」と「補償」は、別のものです
ひとつにまとめて考えられがちですが、まったく別の機能です。
| できること | できないこと | |
|---|---|---|
| 追跡 | 今どこにあるか、いつ配達されたかが分かる | 紛失してもお金は戻りません |
| 補償 | 紛失・破損のときに、決められた範囲でお金が戻る | 荷物そのものは戻りません |
いちばん安い方法には、どちらも付いていないことがあります。ふつうの郵便で送った荷物は、届かなくても調べる手段がなく、金額も戻りません。1,000円を超える品は、追跡のある方法を選んでください。数百円の差で、後の心配がまるごと消えます。
送る前にできること
- 発送前に写真を撮ります。品物の状態、梱包した状態、宛名ラベル、追跡番号。壊れて届いたときに「送る前は無事だった」と示せるのは、この写真だけです。
- 追跡番号は控えておきます。ラベルの控えを捨ててしまう方が多いのですが、受け取りが完了するまでは取っておいてください。
- 受付の控えを保管します。いつ・どこで出したかの証明になります。
届かないとき、順に確かめます
- 追跡を見ます。止まっている場所で、次にすることが変わります。
- 「引受」のまま動かない…出したところで止まっています。まず出した窓口へ。
- 「配達完了」なのに手元にない…宅配ボックス・玄関前・郵便受け・家族が受け取っていないかを先に確認します。実際にはこれがいちばん多い原因です。
- 「持ち戻り」「保管中」…不在で持ち帰られています。保管の期間には限りがあり、過ぎると差出人に戻ります。早めに再配達を依頼してください。
- それでも見つからないときは、調査を依頼します。郵便局・宅配会社の窓口かサイトから「調査(事故照会)」を申し込めます。追跡番号・出した日・出した場所・中身を伝えます。これは無料です。
- フリマアプリで取り引きしている場合は、先に相手に連絡します。そのうえで、アプリの事務局に相談します。やり取りをアプリの中で残しておくことが、後の判断材料になります。
壊れて届いたとき
捨てないでください。次のものが、そのまま証拠になります。
- 外箱・封筒・緩衝材…どこがつぶれたかが分かります。
- 宛名ラベル…追跡番号が付いています。
- 開封する前と、開封したあとの写真…箱の外側の傷も撮ってください。
そのうえで、配達した会社に連絡します。補償の申し出には期限があります。気づいたらすぐに連絡してください。
匿名で送りたいときの注意
相手に住所と名前を知らせずに送れるのは、フリマアプリが用意している配送方法だけです。ふつうの郵便(定形・定形外・スマートレター・レターパック)は、封筒に自分の住所を書くので匿名になりません。
匿名にしたい場合、いちばん安い方法をあきらめる場面が出ます。どちらを取るかは品物の値段次第です。数百円の品なら安さを、住所を知られたくない・トラブルを避けたいなら匿名配送を選んでください。
補償には、上限と対象外があります
- 補償の金額には上限があります。高価な品は、その上限を先に確かめてください。
- 梱包が不十分だったと判断されると、補償されないことがあります。割れ物をそのまま封筒に入れた、といった場合です。
- もともと送ることが認められていない物は、当然ながら対象外です。