「信書」は、宅配便では送れません
あまり知られていませんが、手紙のたぐいは宅配便で送ってはいけないと法律(郵便法)で決まっています。送れるのは、日本郵便と、国の許可を受けた事業者だけです。
信書とは、ごく大まかに言えば「特定の相手に対して、自分の意思を伝える文書」です。中身が紙かどうかではなく、誰に向けて何を伝える文書かで決まります。
| 信書にあたる(宅配便で送れない) | 信書にあたらない(送れる) |
|---|---|
| 手紙、はがき、あいさつ状 | 本、雑誌、カタログ |
| 請求書、納品書、領収書 | 新聞、パンフレット |
| 契約書、申込書 | アンケート用紙(記入前) |
| 証明書、免許証、履歴書 | クレジットカード、キャッシュカードそのもの |
| 結婚式の招待状、書留の類 | 商品として売られている印刷物 |
覚え方。「その紙が、あなたから相手への用件を書いたものなら信書」。本やカタログのように誰が受け取っても同じ内容のものは信書ではありません。荷物に添える送り状・請求書は、荷物と一緒なら例外として認められています。迷ったら、郵便(定形・定形外・レターパックなど)で送れば確実です。
飛行機に載るため、送れない物
遠方への荷物は航空機で運ばれることがあるため、危ないとされる物は送れません。フリマで扱いがちな物のうち、引っかかりやすいのは次のあたりです。
- スプレー缶…制汗剤、ヘアスプレー、殺虫剤。中身が残っていなくても缶は圧力を受けます。
- ライター、マッチ、燃料…使い捨てライター1個でも対象です。
- 香水、マニキュア、除光液、アルコール度数の高いもの…引火するためです。
- モバイルバッテリー、リチウム電池…単体では送れない、または方法が限られます。機器に入ったままなら扱いが変わります。
- 花火、火薬…季節ものでも送れません。
- 農薬、塗料、接着剤の一部…成分によります。
これらは送り方によって扱いが変わるため、送る前に窓口で相談してください。「知らなかった」では済まないもので、事故につながります。
生もの・食べ物を送るとき
- 常温で傷むものは、冷蔵・冷凍の便で送ります。ふつうの便に保冷剤を入れただけでは、夏はもちません。
- ポストに入れる方法は使えません。ポストの中は真夏に高温になります。
- 賞味期限に、届くまでの日数を足して考えます。受け取れない日があると、さらに延びます。
- 汁が出るものは二重に。漏れると他人の荷物まで汚し、弁償の話になります。
そのほか、扱いに注意が要るもの
- 現金…普通郵便では送れません。現金書留を使います。
- 貴金属・高価な品…補償の上限を超えることがあります。上限と、追跡の有無を先に確かめてください。
- 壊れやすい大きな物(ガラス、鏡、楽器)…ふつうの宅配便では断られることがあります。専門の便があります。
- 生き物・植物…扱える会社と方法が限られます。海外へ送るときは、国ごとの決まりがあります。